Martin 1977年製 HD-28 ビンテージ マーティン 美しいサウンド
Martin 1977年製 HD-28です。
シリアル番号393455
1977年に作られた、ビンテージのマーティンHD-28ヘリンボーンです。
当時のオリジナルの保証書もついてます。
私はヘリンボーンのHD-28が永遠の憧れのギターです。(戦前のオリジナルのヘリンボーンを買うのが一つの夢です。)
そんな私が、HD-28について説明させていただきます。HD-28は、1976年から製造開始されました。D-28との主な違いはスキャロップドブレーシング、ヘリンボーントリム、メープルブリッジプレート、ジグザグバックストリップというハイグレードな使用になっております。
中でも、スキャロップドブレーシングとメイプルブリッジプレートは、このHD-28の激鳴りを決める最大の特徴と思います。
しかも、70年代のHD-28は最近のモデルとは明らかに違う、超良質な材質のスプルース、ローズウッド、エボニーによって作られております。
画像で見ていただいても、美しい木目から、明らかにハイグレードな材質なのを確認していただけると思います。
このギターを作った職人が、一生懸命にブレーシングを削り、ブリッジプレートをメイプルにし、薄く、小さくする事で、当時の戦前のオリジナルのD-28鳴りを再現しようと努力しているのが伝わってくるギターです。
説明不要に素晴らしく良い音しております。音の立ち上がりがめちゃくちゃ良く、激しく弾かなくても、優しいタッチで音がしっかり抜けてくれるので表現の幅がものすごく広いです。
一音一音太く、存在感があり、しっかり鳴るので、アルペジオを弾いた時に凄く気持ちよく音が響いてくれます。
音のバランスも素晴らしく良いので、ストロークで弾いても音の粒がしっかりとそろってくれるので、下手な自分が、もの凄く上達した気分になれます。(笑)
音質もきらびやかで美しく、本当に素晴らしいギターです。
また、この年式のD-28はネックの激しい順反りや、元起きがあり弾きにくくなってしまっているものが多いですが、このD-28はネックの状態がもの凄く良いです。
ピックガードの所に軽めのマーティンクラックございますが、私から見る限り、その他は木部のクラックありません。
その他、年数が経過しておりますので、ビンテージ特有の若干のトップの持ち上がり、弾き傷や打痕、塗装のウェザーチェック、塗装の劣化などございますが、
ネックの状態も良く、ギターとしてしっかりしておりますので、使用していただくには十分楽しんでいただけるギターです。
何より、この年代でしか出せない味のあるカッコよい見た目や雰囲気や素晴らしいサウンドなど、オンリーワンの素晴らしい価値をもっているギターと思います。
オリジナルのピックガードも良い状態を保っております。