栗原喜依子 『マラケシュ』 油彩30号 乳白色裸婦 遺族所有作品
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二科展の出品カタログをめくっていくと突然、乳白色の透き通るような素肌を持つ爽やかな女性像が現れる。栗原喜依子の作品である。ニ科展カタログの中にあって、その異質で独立独歩の女性美にページをめくっていた手が思わず止まってしまうのは、かつて藤田嗣治がサロンに出品するたびにその作品に黒山の人だかりができたという話を彷彿する。
出品作『マラケシュ』(30号)は2000年に栗原喜依子画伯が二科展に出品した『平和への願い』(P80号)に似た構図の作品です。二科展出品用の80号という大作のイメージを、迫力を失うことなしに一般家庭に飾れる程よい30号という大きさに落とし込んだ作品を改めて描いたのは、画伯がこの大きな月と女性が創り出すハーモニーをいたく気に入ったのでしょうか。それとも『マラケシュ』から『平和への願い』へと発展させていったのでしょうか。
出品作『マラケシュ』は遺族が保有していたもので、大きな作品はこれが最後だそうです。
この作品を見れば最後まで『マラケシュ』を手放さなかった理由はすぐにわかります。
ところで、モロッコ中央部の都市「マラケシュ」はベルベル語で「神の国」を意味します。
出品作が神秘性に見える理由は作家が意図しているものだったのですね。
【作家名】 栗原喜依子
【作品名】 マラケシュ ※真作を保証します※
【作品について】
・サイズ・・・P30号:画寸タテ90.9cm×ヨコ65.2cm
・技法・・・・油彩
・署名・・・・画面右下にサイン、裏木枠にサインとタイトル
・状態・・・・よく見ると月と女性に軽いヘアクラック、黒い背景部分に薄いシミのように見える部分があります。