☆正真鑑定書付 肥前国住人伊豫掾源宗次 初代傑作刀 二尺三寸
日本刀剣保存会 鑑定書 新刀上作 元和頃(400年前) 刀 銘 肥前国住人伊豫掾源宗次 法量 説明 長さ
反り
元幅
先幅
元重
鎬厚
先重
鋒長
茎長
重量 69.7cm (二尺三寸)
1.6㎝
3.2㎝
2.2cm
0.59cm
0.71cm
0.50cm
3.8cm
20.4cm
743g 鎬造、庵棟、反り尋常、中鋒やや延びる。鍛は、小板目肌に、板目・杢目交じり、地沸厚くつき、地景細かく入り、映りたち、鉄冴える。刃紋は、中直刃、小足・葉頻りに入り、小沸深くよくつき、匂口明るく冴える。帽子、直に小丸。茎は、生ぶ、先栗尻、鑢目切、目釘孔一。ハバキは、金着一重。
宗次は、堺三右衛門といい、初代忠吉門で、慶長十一年伊予掾を受領、作風は、肥前刀工の中で特異な存在で、地刃がよく沸づき、盛んな乱れを焼き、金筋・砂流し等がかかるなど、相州風の作域となるものがある。この刀は、身幅広く、反り尋常な慶長から寛永頃の姿で、小板目肌に、沸が厚くつき、地景細かく入り、映りがたつ美しい地鉄に、小沸深くよく入り、小足・葉頻りに入り、匂口明るく冴え、宗次直刃出来の白眉となる作である。