【真作】田崎広助 油彩画4号 文化勲章受勲 物故巨匠 鑑定付
★田崎 広助 (たざき ひろすけ) 本名:田崎廣次 簡潔なフォルムと大胆な色使いによる重厚な作品で、現在でも衰えぬ人気を誇る田崎広助。1898年(明治31年)福岡県出身の画伯 は、福岡師範学校を卒業して22歳で上京、同郷の坂本繁二郎に師事し画家を志しました。翌年、関東大震災で被災すると住居を京都に移し、小学校の教師をしながら関西美術学校に学び、安井曾太郎に師事しました。その後、所帯を持ってから画業に専念するようになり、’26年二科展に初出品した3点が全て入選を果たしました。’32年に渡欧してパリにアトリエを構え、サロン・ドートンヌとサロン・ド・リーブルに出展し、当地で高い評価を受けました。帰国後は一水会展や日展を中心に活躍し、阿蘇山や桜島など日本の名山を描いた作品で注目を集めました。’61年に日本芸術院賞を受賞、’67年には日本芸術院会員に任命され、’68年勲三等瑞宝章を受章、海外では’73年にブラジル政府より最高名誉文化勲章を授与され、国内でも’75年に文化勲章の栄に輝きました。東洋の山岳美を讃えた生命感あふれる力強い画風は、画家の豊かな人柄を表すように、優美な装飾性を備えています。作品は、東京国立近代美術館、北海道立函館美術館、田崎美術館などに所蔵されています。 【略 歴】 1898年 福岡県出身
1916年 福岡師範学校第二部入学
1920年 画家を目指して上京、坂本繁二郎に師事
本郷駒本小学校の図画教師に就任
1923年 関東大震災により京都に移住
関西美術学校に学び、安井曾太郎に師事
1926年 二科展で3作品初入選
1932年 シベリア鉄道にて渡欧(~34年)
パリのアトリエを拠点とし、イタリア、スペインなどへ写生旅行
サロン・ドートンヌ展入選、サロン・ド・リーブル展出品(同33年)
1935年 滞欧作7点を二科展に特別陳列
1937年 一水会展入選(以後毎年出品)
練馬区豊玉にアトリエを構える
1938年 一水会展一水会賞受賞
1939年 一水会会員に推挙
1941年 佐分真賞受賞
1942年 新文展無審査出品(同43年)
1943年 近衛総理大臣作品買上げ
1949年 日展審査員(同、51、54、58年)
1952年 個展開催(日本橋高島屋)