セールBird Chair by Mobilia*knollウェグナーcassinaケアホルム
ドイツのKill International社がデンマーク人デザイナーのPreben Fabricius
とJørgen Kastholmを起用し1968年に発表したFK6725、
通称バード・チェア(チューリップ・チェア)です。
日本ではキル・インターナショナルとライセンス契約を交わしていた、
高級家具メーカー、Mobilia(モビリア)が製造、販売した作品です。
ヨルゲン・カストホルムとプレベン・ファブリシャスは学生時代に知り合い、
1961年から1970年まで共同でデザイン活動を行いました。
木製家具全盛の時代に革と金属を用いた作品を発表し大きな成功を収めました。
中でもバード・チェアは彼らの代表作の一つに数えられています。
包み込むような座面のフォルムとアルミのシャープな脚のコントラストが、
彫刻作品のように緊張感のある美しさを生み出しています。
どの角度から見ても美しく洗練された作品です。
デザインのみならず、なめし革の座り心地も抜群です。
3本脚のベースはその後5本脚に改良されましたが、
デザイン上は圧倒的に3本脚が優れていると思います。
また安定性にも全く問題はありません。
座面から肘掛けの部分は、カバー(9枚目の画像)のように被せる構造になっていて、
取り外しが可能です。このカバー部分の皮革に経年による劣化があります。
現状では張り替える必要はないかと思いますが、神経質な方は入札をご遠慮ください。