東京国立博物館特別貴重刀剣鑑定/古刀最上作【孫六兼元】寒山極
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◆◇東京国立博物館特別貴重刀剣鑑定書/大名登録/古刀最上作大業物【孫六兼元】特徴よく出た三本杉尖り小互の目/沸付/足入/刃淵掃け/金筋/砂流し/湯走り/地景/寒山先生極鞘書◇◆
商品詳細
見事な一振りとなっておりますのでどうぞお見逃しないよう宜しくお願い申し上げます。
【説明】
寒山先生よりお墨付きを頂いた言わずと知れた兼元二代孫六の一振りです。 濃州赤坂は現在の岐阜県大垣市にあたり、古くから金生山の中央部、更紗山からは、石灰石とともに良質な赤鉄鉱が採掘されており、これらを用いた、製鉄の技術が伝わりました。
同地に永正年間(1504年~)頃、兼定、兼元などが出て、美濃鍛冶の双璧として活躍しました。両者共に後代まで同銘で引き継がれますが、特に技量的に優れ成功を収めたのが、二代兼元で、孫六兼元と称され現在も古刀最上作にして最上大業物として大人気であり、愛刀家ならば一振はほしいと考える御刀と言われております。
本作地肌は板目肌で、刃文は特徴よく出た三本杉尖り互の目です。姿に崩れが無く、保存状態良好であり伝来の良さが判ります。
刃中、沸付/足入/刃淵掃け/金筋/砂流し/湯走り/地景有り等多数の働きが見受けられ、古刀最上作としてあまりに有名な同工のずば抜けた技量の高さがうかがえる作品となっております。
帽子は大切先で掃き掛け、茎は生ぶ筋違い鑢で古典的な美しさを備えたまさに名刀と言えるものかと存じます。
※特別貴重刀剣認定書は日本美術刀剣保存協会に確認済みで本御刀と一致していることを保証いたします。本認定書は大変貴重な日本美術刀剣保存協会がまだ上野の東京国立博物館内にある頃の鑑定であり、鑑定は寒山・薫山の両先生で行ったと言われており、鑑定内容は一線を画すものとして大変信頼のおける内容と言われております。
※本御刀はもともとは昭和26年の大名登録です。教育委員会に確認したところ一部訂正箇所があり、今年の1月に登録証を取り直したそうです。
大名登録・・・日本刀の登録証交付制度は、昭和26(1951)年から開始され、当初は大名家や華族の所持する刀剣類から登録が行われたことから、昭和30(1955)年頃までの登録を大名登録と呼ぶ。
※古来より「関の孫六三本杉」として広く知られる兼元ですが、初代、2代の三本杉は焼き低く匂口に柔らか味がしますが、後代になると絵画的な三本杉となり、本作は後代の兼元の特徴とは異なり、孫六兼元の特徴がよく出た一振りかと存じます。
※御刀の出来栄え、状態ともよく、大名登録であったことを考慮するともともとは大名、あるいは大名にちかい地位の高身分のものが所有していた一振りではないかと存じます。
東京国立博物館特別貴重刀剣鑑定書/大名登録/古刀最上作大業物【孫六兼元】の特徴よく出た名刀をどうぞこの機会をお見逃しなく大切にしていただける方に特別な御品物としておさめて頂きたく存じます。
宜しくお願い申し上げます。
元 幅:約3.20cm