化石 ケイチョウサウルス 貴州竜 高品位 標本 鉱物 原石 観賞石
Keichousaurus hui ケイチョウサウルス(貴州竜) 三畳紀中期 Huixia Beds Formation Guanglin, Guizhou Province, China 中国貴州省産
この標本は非常に緻密に掘り起こされた腹面方向からクリーニングされたレベルの高いケイチョウサウルスです。
クオリティーが高く、ビジュアル的にも非常に美しい標本です。
まるで天然のタイルのような美しいライトグレーの母岩プレートの中に、首と尻尾の長いケイチョウサウルスが浮かび上がります。
いかにも爬虫類らしい化石標本です。
本品は腹面方向からクリーニングなのでご覧のように肩甲骨や骨盤が前面に出ます。
その代わり頭蓋骨は画像の様に顎の輪郭が前面に出て、眼や鼻の仕切りは奥に隠れます。
反対に背面方向からクリーニングされたケイチョウサウルスは肩甲骨や骨盤は奥に隠れますが、頭蓋骨は眼や鼻の仕切りが前面に出ます。
単純に考えて頭蓋骨の上から見たものと、下から見たものの違いです。
欧米ではケイチョウサウルスは本物の健全なクオリティーの高いものは、十数万円~数十万円(数千ドル)で売られています。
本品は腹面方向からクリーニングされた非常にレベルの高いケイチョウサウルスです。
ケイチョウサウルスといえば中国母国から偽物や悪意のある補正品が多く出回っていますが、本品は健全な本物のクオリティーの高い標本で、それらとは全く別物とお考えください。
ケイチョウサウルスは首長竜のなかまの先祖と言われ、大型恐竜全盛期の、ジュラ紀、白亜紀、より一つ古い時代の
三畳紀中期(約2億4000万~2億3000万年前)に生息した小型の爬虫類です。
このケイチョウサウルスは恐竜が誕生し始める前の首長竜のなかまの先祖と言われており、色々な枝分かれを辿り首長竜へと進化していったのでしょう。
ケイチョウサウルスの大きさは、脊椎のラインに沿って体長 約 21.0cm あります。
母岩プレートの大きさは 約 28.2cm × 約 19.0cm × 厚み 約 1.1cm の大きくどっしりとしたプレートです。
重量は 約 1135g あります。
本品は上記で述べた様な悪意のあるものとは別格の標本ですが、限定的に補修は有るものと思います。
母岩は指で叩くとわかりますが、硬質の天然石です。指で叩くととても硬い良い音がします。