☆海賊金貨最大額面 エスパニア(スペイン) 8エスクード金貨
スペイン海賊金貨最大の魅力はその力強い荒削りなワイルドさに有ります。
この当時のスペイン人はコインを丸く奇麗に作ろうとは全然考えていませんでした。
金の重量と金品位が正確に出ていればそれで十分だったのです。
金切りハサミで無造作に切り取られた製造方法は他に類例を見いだせません。
このような製造方法ですから1つとして同じ形のコインが無くこれがこのコブタイプ(不定形コイン)の魅力です。
金の平面が平に整形されていませんからハンマーで打刻したコイン意匠極印が全部コインに写し取られる事は有りません!
これを出来が悪いと思うか、或は海賊金貨のロマンと考えるかは分かれ道に成るでしょう。
◎安心のNGC社鑑定品ですから真贋はもとより世界中で価値が保証されています。
◎鑑定結果:AU-50 (準未使用鑑定) こちらのコインの打率表が有りませんでしたから鑑定総数は不明ですが多くは無いでしょうね。
◎コインに描かれているのは帝国の紋章などと反対面にはスペインの象徴「エルサレムクロス」が100%切れる事無く打刻されています。
スペイン国王CARLOS 2世(1665年~1700年) 治世発行
こちらの海賊金貨コブタイプはスペイン人が憧れた黄金郷からもたらされた金を贅沢に使いスペイン本国セビリアで作られた希少品です。
本品はフロリダやバミューダの沈没船から引き上げられた「海損品」では有りません。
海損品は海水に浸食されて表面が溶解して独自の肌荒れを来していてルーペを当てるとすぐに解ります。
沈没船引き上げコインを歴史ロマンと誤解している場合が有るようですが、コインは海水中に300年も耐えるようには作られていません。
当たり前の事と思います。
海損品は英語では 「Salt Water Damage 」と記載され完全なダメージコインと鑑定されます。
このように親切に書いても尚おかしな物言いをして来る無知な方がいるようです。困った物ですね。。。
スペインの金貨は保存状態が良いと時代を経た淡い青緑色が特徴的です。
本品も明るい金色で淡い緑色系色が高鑑定を得た理由の1つと思います。